標高差:708m
累積標高差:758m
長野県松本市波田
登り:2時間00分
下り:1時間34分
コースタイム:3時間47分(散策時間含む)
ウィキペディアから
朝日村、旧安曇村(現松本市)、木祖村からの各登山道がある。山腹には林道があり、その途中に各登山口がある。 山頂の南東1.9kmには鉢盛林道の鉢盛峠がある。
山頂からは北アルプスを望める。 山頂には一等三角点と電波反射板の施設が設置されている。 山頂から東に約200mの位置には、鉢盛山避難小屋のプレハブの避難小屋がある。
山の上部は、シラビソ、トウヒ、モミ、ツガなどの針葉樹林に覆われている。
Road Map :長野道を塩尻ICで下りて県道292号線で朝日役場に向かい、鍵を借りて鉢盛山林道に入る。
Route Map:林道終点の駐車場近くの岳沢登山口から山頂を往復する。
『日本三百名山』 登山道は退屈だし山頂には展望が無いが、電波反射板まで行けば四方に北アルプスの山々を見ることが出来た。
鉢盛山
鉢盛山の登山道は何箇所かにある様であるが、林道が崩壊したり、廃道に
なったりで、今日歩いた新道が一番楽で距離も短い様だった。 他の登山道は判らないが、新道は見所が無い退屈なだけであり、山頂も同様だった。
電波反射板下からの大展望が無ければ詰らない山になっていただろう。
なのでガスってしまうと詰らない山になってしまう。
鉢盛山林道
雪解け後の点検が済まないと開放しない林道なので、倒木、崩壊等は無かったのであるが角が鋭い石が多く転がっていたのでタイヤのバーストを気にしながらの走りとなる。なので林道走行には時間が掛かってしまった。
その気になれば20分程度で通り抜けられそうであった。
滝見見物
明日は雨の天気予報なので、今日中に予定の滝見見物を済ますことにする。
鉢盛山への優先度は高く、6月から行きたいと思っていたが、林道の開放が中々されず、林道が開放されたのは7月1日だった。 林道が開放されてからは天気と林道の鍵予約が巧く噛み合わずに今日になってしまった。
林道の鍵貸出しは朝日村役場に電話すると意外と簡単に済んだ。
2015年度の滝巡り
〔250〕鉢盛山 (2,446m)
はちもりやま
鉢盛林道は極端に悪い道ではなかったが、尖った石が多いので
タイヤがバーストしないか冷や冷やしながら、実測10km、約40分
にて林道終点の駐車場に着く。 先行車は2台、既に登山されている
のか姿は見えなかった。
朝日村役場に寄って電話予約しておいた林道ゲートの鍵を借りて、
そのまま林間キャンプ場に向けて走ると右側に鉢盛山への道標が
出て来る。 直ぐに林道ゲートとなりゲートの鍵を開けるのであるが、
既に開錠されており、鍵も付けっ放しであった。
駐車場を6時50分に出発。 気温は12℃、Tシャツだと寒い位だ。
駐車場から林道を3分程戻ると”岳沢登山口”がある。
ササ原の急斜面をジグを切って登って行く。
以後、同じ景色が続き、以下同文の退屈な登山道が続く。
東方向に随分と高く見える ”烏帽子岳”(1,952m)が聳えているが、
この後、これが随分低い位置に見える様になる。 目線を南に向けると
”富士山”が小さく見えていた。
登山口からの概算で3.7km、3時間ちょっと、
本当にそんなに掛かるのか?
登山道は歩き易いのであるが、樹林帯の中、退屈できつい登りが続く。
尾根筋に出るまでの辛抱だろう。 天気が良くなって来たので
帽子とタオルで日焼け対策をする。
我慢の登りをこなし1時間で尾根筋に出る。
ここは波田側からの分岐となっており、波田側にも
しっかりとした登山道が伸びていた。
シラビソ等の樹木が生い茂っているが、明るいので
密植した植林帯の様な嫌な雰囲気は無かった。
尾根筋に入ってからは水平道の楽ちんな道となる。
樹林とササに覆われ展望は殆んど無い。
広く展望が得られた地点に見えるが、展望の無い樹林の隙間から覗いただけの写真である。
いつ登りに転じるのか? 水平道がいつまでも続く。
水平道の途中に道標が多く立っている箇所があった。
分岐でも無く、道標に大きな意味はなかった。
”ガンバッテ!”の文字が嬉しい。
水平道なので泥濘が多く出て来るが、先行者の足跡でやばい所が
判断出来たので、泥で靴を汚すことは無かった。
広く開けた場所に出た。 ”権現の庭”との表示があったが、庭と言う程の立派なものではなかった。 再び樹林帯の中へ入って行く。
1時間53分の地点に避難小屋があった。
標識には ”鉢盛山荘”となっているが、プレハブ作りでとても
山荘とは呼べない。 中は下山時に見るとして山頂へ急ぐ。
山頂には7名のハイカーが鳥瞰図に群がっていた。
リーダーとゲートの鍵の話しをすると、天気の都合で勝手に登頂日を
変えたので自分達の鍵が無く、他人が予約していた鍵を勝手に持って
来たので、鍵はゲートに付けっ放しにした。 と言う。 予約した鍵は
毎日片付けられてしまうので、都合で日付を変えれば鍵はその日の内に片付けられるのは当たり前ではないか! それに対して他人が
予約した鍵を持ってくるとは・・・
2時間丁度で ”鉢盛山”(2,446m)に着く。 山頂からの展望は無く、樹林帯で覆われて標高2千m以上あるのに高度感は感じられなかった。
7名のグループハイカーはうっとうしいので早く下山して
欲しかったが、何かと話し掛けて来る。
山頂からは3分程の近い距離にある展望が良いと言われている
電波反射板がある所まで行ってみる。 電波反射板は味気ないが
周辺が刈り込まれていて展望はすこぶる良かった。
電波反射板の下からは三方向に有名山への大展望が得られた。
まずは北方向に見えた ”北アルプス”の山々を見る。
”北アルプス”を少しズームしてみる。
同行者が居れば自慢げに説明したいお馴染みの山々だ。
ガスが流れているのでこの景色が見えるのは後少しだろう。
西方向にはどっしりとした ”乗鞍岳”を望むことが出来た。
乗鞍岳も今日は天気が良さそうだ。
この後、乗鞍高原にて滝巡りをすることになる。
南西方向には昨年、水蒸気噴火した ”御嶽山”が見えたが、
ここからだと何事も無かった様に見えた。
電波反射板の下から大展望を楽しんだ後は山頂に戻る。
山頂には3方向の集落からの登山道が付いており、
その集落の祠がそれぞれの集落に向けて祭ってあった。
ゴミ捨て場の様な山頂で記念撮影だけしておく。
今日は滝見巡りの予定がぎっしりなので直ぐに下山する。
避難小屋に戻り、部屋の中を覗いてみると、避難小屋の感じは無く、
作業小屋になっていた。 沢山のプロパンガスは何に使うんだろう。
道中、目だった花は無かったが、リンドウとトリカブトが
咲いていたくらいだった。
登山道は石ころ、砂礫等がまったくないので
歩き易くスピードが出せた。
何の見所も無い登山道を淡々と下って行く。
水平道から分岐に戻り、間違いが無いか
確認して右側の登山道に入る。
とっくに下山しているはずのグループハイカーが道標の一杯ある地点で
休憩していた。 関わりたくないので間を抜けて先行させて貰う。
朝は低い所に留まっていたガスが段々と上がって来た。
俺は雨の降らない限り後はどうでも良いのだが、次々に登って来るハイカーには気の毒である。
朝の登り時には ”富士山”が見えた展望所であるが、
ガスが出て来て、もうまったく見えなくなってしまった。
下山1時間31分にて登山口に戻る。 やれやれである。
林道の程度は良い様に見えるが、10kmの林道はこの限りでは無い。
走行困難な所はなかったが、タイヤのバーストだけが心配だった。
2024年6月14日改定
登山口駐車場に戻ると車が2台増えていた。
途中ですれ違ったハイカーの車だろう。